在留外国人と日本人とが同居する
“居場所”を共創する

日本で暮らす在留外国人は、年々その数を増しており、2019年末時点で293万人と言われています。
彼らは、短くない時間を日本という異国で暮らす覚悟を決めて来日した人々であり、
その中でより良い生活を送るために、日本人/日本の生活に馴染みたいと言う方も、数多くいます。

一方でまた、日本人も、年々増加する日本国内の外国人の存在に後押しされてか、
職場や教室での外国人の気持ちを知りたい/外国語を勉強したい/外国人の多面的な意見を取り入れたい、といったように、
外国人に対する興味/関心の声も多く聞かれるようになりました。

そうであるのにもかかわらず、両者が生活するコミュニティは、離れたままであると言わざるを得ません。
物理的には在留外国人・日本人が触れ合う機会は増えた一方で、
プライベートで遊んだり、悩みを相談したりといった「心が許せる」相手は依然として同じ国の人間のみで、
未だに日本人/外国人は「お互いによく分からない存在」として敬遠しがちなのではないでしょうか。
これを、私たちは、「コミュニティ分離」と呼んでいます。

「コミュニティ分離」が解消され、国籍や文化的なバックグラウンドによらず、
互いに分かり合える「コミュニティ融和」を体現した集団であり続けること。
それが私たちyuが目指す姿です。